プロフィール

【1年目でも170万円返済+80万円貯金】新卒サラリーマンの奨学金返済記

はじめに

ようこそお越しくださいました。「いまらく」と申します。

私は何者かというと、680万円の奨学金を抱える26歳のしがないサラリーマンです。未知のウイルスによるパンデミックが始まった激動の令和2年、学生時代に借りた奨学金「680万円」をがむしゃらに返済し、社会人一年目ながら1年間で「170万円」の返済「80万円」の貯金に成功しました。

この記事は、プロフィールの延長線上的な位置づけです。私のプロフィールと当資料室の概要等は以下のページをご覧ください↓

今回は、奨学金を借りるところから一年間返済していく過程の話をしたいと思います!時系列順に、実際の体験談や当時の心情、今振り返ってみて感じたことを中心にまとめていきます。奨学金貸与中や返済中の実態について私の一例から少しでも知ってもらえればと思います!これから奨学金を借りる人や、貸与中の人の参考になれば幸いです。また、現在返済中の人の励みになれば嬉しいです。

今回お話しする中で出てくる節約術の詳細や効果については、別記事できちんとまとめたいと思いますので、当記事はあくまで読み物として、時間のある時に気軽に見ていただければと思います!

この話を通じて、こんなにお金に無頓着だった人でもちゃんと節約できるようになるんだなと安心していただければ何よりです(笑)

新卒1年目サラリーマンの奨学金返済記

奨学金を借りた経緯

そもそもなぜ私が680万円もの膨大な奨学金を借りることになったかというと

  • 親に大学に進学する場合は、学費は自分で負担するように言われていた
  • 第一志望の地元の公立大学に落ちて、私立大学に進学することになった
  • 私立大学の学部・大学院に計6年間通っていた(学部の学費約480万円+大学院の学費約200万円)

ためです。

私立大学進学を決めた当時の自分は、私立大学の学費の高さも、680万円の重みも、それを実際に将来の自分が、若手社員で収入の少ない自分が背負うことの大変さもかなり甘く見ていました。

奨学金を借りることがすなわち借金をすることだという意識が希薄で、

「まあ社会人になればなんだかんだ返せるだろうし大丈夫でしょ。」

くらいの感覚でした。認識が甘すぎましたね、、、

マネーリテラシー0な学生時代

大学に入ってからも、

「せっかく高い学費を払ってるんだし、やりたいことは我慢せず楽しもう!」

の精神で、サークルにバイト、カラオケにボーリングに海外旅行など、モラトリアムを謳歌していました。(もちろん勉強や研究も頑張りましたよ!)その上、マネーリテラシー0だった私は、食事は毎食外食で、飲み物は自販機で頻繁に購入し、挙句の果てにはコンビニATMに手数料を献上し続ける日々、、、新車が複数台購入できるほどの借金を抱えることになる者の行動とは思えない生活を送っていました。

今思い返せば、大学での多くの経験や友人は一生ものの財産だと感じていますし、あの時あのタイミングで大学進学を決めることでしか得られなかった、”唯一無二の日々”に後悔はありません。気の置けない一生ものの友人関係を築くこともできました。

時間も、二度と戻ってはこない貴重な財残ですからね。

その一方で、もう少し工夫や節約(というか浪費を抑える)さえしていれば、今の自分がもう少し楽になったのになあ、、、という後悔もあります。

ついに返済が始まる

ー2020年4月。長く短かった学生生活が終わり、ついに新天地での社会人としての一歩を歩み始める。

 新社会人としての新生活への期待熱い想いとは裏腹に、極寒の懐事情

 貯金は0円。両の肩には680万の借金が重くのしかかる、、、ー

社会人になった途端に、借金を抱えているという実感が、絶望感とともに湧き上がってきました。大学入学を決めた時から、これは返済しなければいけないお金であることは分かっていたはずなのに。いざ目の前にすると返済までの道のりは永久に続く茨道に感じられました。人間ができていない自分は覚悟でしていたようで、どこか他人事で、心の奥底では見て見ぬふりをしていたのだと痛感させられました。

「なんでもう少しお金を節約しておかなかったんだ、、、」

そんな後悔は先に立たず。不思議といつだって目の前に現れるまで気づかないものです、、、

自分の無知さを思い知る

4月が終わり、ついに初任給が振り込まれました。

「あれ、、、?思っていたよりもずっと少ない、、、??」

給与明細を見て初めて、いくら税金がかかるか実感する私。

さらに、無知を極めていた私は

「あれ、、、???なんで保険料二重にひかれてるの、、、????」

社会保険と保険会社が販売している生命保険別物であると知らず、民間の保険に入っていれば、社会保険料は支払わなくてよいと勘違いする始末、、、

自分がいかにお金や社会保障制度について知らないかを思い知らされました。それと同時に、このままでは、いつまで経っても返済なんてできないし貯金もできないと感じました。

心機一転

節約の”せ”の字も知らない私。何から手を付けていいか分からなかった私は、まずは一か月の収支をまとめ、何にいくらかかっているか調べました。今思うと、まず初めに家計の把握から始めたのは本当にファインプレーでした。ナイス自分(笑)家計の把握が節約成功の大きな鍵であったと感じています、、、

そして次に、減らせそうなところを片っ端から削減しました。

節約のために削減したこと

公共料金の節約

こまめに電気を消したり、シャワーやエアコンの温度の限界に挑戦したり、そもそも極力エアコンは使わないようにしたりしました。

  • 今思えばそこまで切り詰めなくても良かったのかな、、、と思ったりもします(苦笑)それで万一にも体調を崩すようなことがあれば、元も子もないですしね。

食費の節約

一人で食事する際は、外食を一切しないのはもちろんのこと、カップ麺や総菜など出来合いのものも一切購入せず毎日自炊しました。(自炊は今でも毎日欠かさずしています。)食材はコンビニではなく、すこしでも安いスーパーで購入するように心がけ、同じ食材ならグラム単価を計算し安いものを購入するようにしました。肉はもちろん割引シールの貼ってあるものを積極的に選びました。

  • ここまで徹底する必要はないと思いますが、毎食、自炊に変更するだけでかなり食費は抑えられました。正直こんなに自炊が食費節約に効果的だとは思っていませんでした、、、自炊を甘く見ていた(笑)調理する手間はかかりますが、私の場合、食べたいものを毎日食べてひと月1万円前後で抑えられています。学生時代、外食三昧で、毎月3万円は下らなかったことを考えるとその節約効果は絶大です。単純計算、一年間で、2万円×12か月=24万円の節約になっています。

日用品の節約

何か必要なものがあっても、家にあるもので代用できないか考え、ない場合は基本的に100均にあるものを用いるようにしていました。卓上のミニラックが欲しくなった時は、100均で材料を揃えてDIYする徹底ぶりでした。とにかく、いかに安く目的達成できるかを常に考えていました。

  • 節約生活最初期は100均信者でしたが、ものによっては必ずしも相場よりも安いとは限らないので、購入する際はきちんと調べる必要があると学びました。相場を知ることは大切。
  • 節約開始当初は、とにかく機能さえ満たせれば高性能じゃなくてもいいかと思っていました。しかし、調理器具や家電など毎日使うものは、スペックを落としすぎると生活の質が下がるだけでなく、無駄に時間を浪費することになることを絶賛体感中なので、安物買いの銭失いにならないように、毎日頻繁に使うようなものには必要経費だと思ってお金をかけるべきだと考えを改めました(笑)

ATMの手数料を節約

コンビニATMや時間外にATMを使うことも一切なくなりました。というか、あらゆるものの値段に気を配るようになってから「ATMの手数料一回分で、おかずが一品増やせる、、、」と考えるようになってしまい、かなり抵抗を感じるようになりました(笑)あとは、キャッシュレスに移行したのも大きかったと思います。

節約内容に関しては、もう少し詳しく話したいところですが、長くなる上にまとまりの無い内容になってしまいそうなので、今後、各項目についてピックアップし、さらに深堀りしたいと思います!

節約の果てに

この節約生活を経て、自分は何にいくら使っているのか掴むことができました。これにより、自分はいくらあればひと月暮らしていけるのか分かりました。収支がわかるということは、毎月、いくら奨学金返済に充てられるか見通しが立てられました。

月単位で収支の見通しが立てられるようになれば、年単位でも計画を立てられるようになります。私は無知なりに、向こう数年のライフプランを作成しました。(ライフプランの立て方についてもまた、別資料で詳しく書いていきます!)そして、ライフプランをもとに予算を立て、その範囲内でやりくりするように心掛けました。

これにより、いつまでに返済できそうか、いくら貯金に回せばいいのか見通しが立ちました。不思議なもので、ざっくりでも見通しが立てば、常に漠然と重くまとわりついていた靄が晴れて、かなり心が軽くなりました。

社会人になりたての時は、奨学金を理由に、お金を使うことに少なからず抵抗を感じていましたが、予算の範囲内でお金を使うように心がけることで抵抗感も薄れました。

一年間走り切って

このような倹約生活も気が付けば一年経ち、一年間の収支を決算しました。

「奨学金返済額:170万円」「貯金:80万円」

あの時ああすれば良かったなと思うこともありますが、無駄遣いの化身だった学生時代までの私を想えば、我ながらよく頑張ったのではないかと感じています。

努力に対して効果が少ないことも沢山した上に、他に優先して削減すべき箇所が後回しになっていたりと、今思えば遠回りしていましたが、私にとっては、これまで何気なく使っていたお金に関して、真剣に向き合うことができたいい機会でした。

また節約する中で、自分が普段何気なく支払っていた税金や毎月固定でかかる光熱水道費・通信料・保険料に関して興味が沸き、今まで難しそうで何となく敬遠していたお金について自分なりに調べるようになりました。お金について学んだことで、固定費を抑えることができ、より無理なく効率的に節約できるようになりました。

この一年間、多額の奨学金を抱えたことによりお金の重み借金の痛みを知り、お金に真剣に向き合うことができました。月単位、年単位の収支を常に意識し、必要と感じたところに計画的にお金を使う習慣も身に付きました。

おそらく奨学金を借りていなければ、学生時代のまま、何気なく、使わなくてもよいお金を使い続け、ひょっとしたら生涯貯蓄額は奨学金を借りている今よりも少なかったかもしれません。奨学金の返済は大変ですが、節約生活の中で身についた習慣や知識、考え方(+料理スキル)は一生ものだと胸を張って言えます!

(とは言っても、借りる必要がなければ奨学金は借りない方がいいとは思いますが、、、)

まだまだ日々勉強中ですが、これから皆さんと一緒に学べたらと思います。

皆さんには私のように泥臭く遠回りな道のりを歩まなくてもいいように、私の経験や学んだ内容を共有することで近道を示せればと思います!

また、これからも暫く続く返済生活の中で、新たな気づきや学びがあればどんどん発信したいと思います!

最後に

節約生活のまとめ

  • 大学の学費を支払うために680万円の奨学金を借りた。しかも、かなり甘い見通しで。
  • 返済がスタートするまでは、かなりお金に無頓着で楽観的に考えていたが、返済が始まった途端に焦り、節約をスタート。
  • 収支を細かく把握するところから節約をスタート。
  • 公共料金や食費の節約など手近なところの節約徹底した。
  • ライフプランを作成し、予算の範囲で生活することを心掛けた。
  • 奨学金返済は大変だが、個人的には身についた習慣や得られた学びも大きかった。(とは言っても奨学金は借金なので借りないに越したことはないと思う。)
  • 一年間で奨学金を「170万円」返済し、さらに「80万円」貯金できた。

シンプルなことでも継続することは難しい

こうやってまとめてみると、やったことは意外とシンプルで、ともすれば「そんなことわざわざ言われなくても知ってる」と言われかねない内容ばかりかもしれません。

しかし、どれだけの人がこのシンプルで当たり前のことを徹底継続できているでしょうか?当たり前のことを継続することの難しさは、もともとお金にルーズだった自分もよく知っています。そんな私ですが、時には遠回りもしましたが、一年間試行錯誤しつつ節約を継続できました。今ではすっかり節約が日常になり、これからも継続していけると感じています!

当資料室では、その中で培った「無理なく継続できる節約のアイデア」を余すことなく発信していきますので、皆さん一緒に節約を頑張りましょう!なるべく遠回りの無いように、最短ルートを示していく所存です!

小さな節約の積み重ねが大金を生み出す

一つ一つの節約効果は小さく見えますが、その積み重ねの効果は絶大です。毎日の食費を100円節約できるようになったとして、

  • 1年で100円×365日=3.65万円
  • 10年で3.65万円×10年=36.5万円
  • 30年で3.65万円×30年=109.5万円

の節約効果があります。1日100円の節約でも30年も続ければ、軽自動車が買えてしまうくらいの大金になるということです。実際に私も、小さな節約の積み重ねで手取りの7割以上を「返済と貯金」に充てられました!

継続力は一生の財産!

短期的に見れば地味で効果が少ないように感じるかもしれませんが、このシンプルなことを継続する力は長期的に見れば生活を豊かにしてくれる「一生モノの財産」になると確信しています!それぞれ、立場や状況は違うと思いますが、取り入れられそうな内容があれば、部分的にでも参考にしていただければ幸いです!

小さなことでもできることからコツコツ積み上げていくことで「生活は今よりも確実に豊かになる」と思います!その助けになるようなアイデアを発信することで、皆さんが

「”今”を無理なく”楽”しく生きていく」

ためのお手伝いができればと思います!

いまラクーン
いまラクーン
最後まで、読んでくださりありがとうございます!

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